AVNeo

AVNeoに関するFAQ

  • 1.AVNeoとは何ですか?
  • A. Aortic Valve Neo-cuspitizationという大動脈弁治療の術式です。
    手術中に採取した自己心膜等で3弁尖をそれぞれ作成し、その後に弁輪に逢着する手術手技で、自己心膜等を新たに大動脈弁として機能させるものです
  • 2.AVNeoを実施するための施設基準はありますか?
  • A. 2015年に「自己心膜等による大動脈弁再建術勉強会」が有志の先生方により立ち上がり、その際に下記の通り、施設基準も設けられました。詳しくは勉強会のホームページをご確認ください。
  • 3.AVNeoはこれまでどれくらいの症例に使用されていますか?
  • A. 全国50施設ほどで行われ、学会発表ベースで1,300例を超えています。国内における最高年齢は89歳で、最低年齢は5歳です。また本手術手技が始まってからは9年が経過していますが、論文ベースでの最長フォローアップ期間は6年です(Ozaki et al: Aortic Valve Reconstruction Using Autologous Pericardium for Aortic Stenosis; Circulation Journal 2015; 78(7): 1504-10)。
  • 4.手術前にはどういった項目の確認が必要ですか?
  • A. 全国50施設ほどで行われ、学会発表ベースで1,300例を超えています。国内における最高年齢は89歳で、最低年齢は5歳です。また本手術手技が始まってからは9年が経過していますが、論文ベースでの最長フォローアップ期間は6年です(Ozaki et al: Aortic Valve Reconstruction Using Autologous Pericardium for Aortic Stenosis; Circulation Journal 2015; 78(7): 1504-10)。
  • 5.AVNeoはどのような患者さんに臨床的に適していますか?
  • A. 大動脈弁置換術が臨床的適応となる患者さんであれば、狭窄症や閉鎖不全症を含めて適応となります。大動脈弁の侵襲的治療が必要な小児も適していると考えられております。
  • 6.透析患者を適応にしたケースはありますか?
  • A. 透析患者にAVNeoを試行した単施設研究が論文で発表されています(Aortic valve reconstruction with autologous pericardium for dialysis patients; Interactive Cardiovascular and Thoracic Surgery, 2013 Jun; 16(8) 738-742)。この論文では54名の透析患者にAVNeoが施行され、フォローアップ(平均観察期間28ヶ月)の心エコーで明らかな石灰化は認めなかったと報告されています。
  • 7.AVNeoの手技時間はどれくらいかかりますか?
  • A. 通常の人工弁置換と比べて、大動脈遮断時間が30-60分程度長くかかる傾向にありますが、手技の熟練度によってその時間は異なります。
  • 8.AVNeoで再手術になるケースはどれくらいありますか、またその理由は何ですか?
  • A. 最長で73ヶ月のフォローアップで、416例中4例に再手術が行われました。いずれも感染性心内膜炎(IE)が原因でした。(Ozaki et al: Aortic Valve Reconstruction Using Autologous Pericardium for Aortic Stenosis; Circ J. 2015;79(7):1504-10)
  • 9.術後に抗凝固剤を服用する必要はありますか?
  • A. 抗凝固剤は必要ありませんが、低容量アスピリンを6ヶ月処方するようにしています。
  • 10.通常のAVRよりIEが多いですか?
  • A. 弁置換術後の感染性心内膜炎(IE)についは種々の報告がありますが、生体弁・機械弁合計で4万例規模のデータベースによると、平均12年のフォローアップ中に生体弁でIEを発症し入院を必要とした患者は2.2%、機械弁では1.4%だったという報告があります(Brennan et al: Long-term safety and effectiveness of mechanical versus biologic aortic valve prostheses in older patients: results from the Society of Thoracic Surgeons Adult Cardiac Surgery National Database; Circulation. 2013 Apr 23;127(16):1647-55)。
  •   AVNeoは累積症例数が少ないですが、最長73ヶ月のフォローアップで、416例で4例(0.96%)の術後の感染性心内膜炎の報告があります(Ozaki et al: Aortic Valve Reconstruction Using Autologous Pericardium for Aortic Stenosis; released on line March 30, 2015)。
  • 11.AVNeo実施患者さんの再手術としてTAVRは実施可能ですか?
  • A. 可能と考えられますが現時点でTAVRを行った症例については実績がありません。
  • 12.常に3つの弁尖を交換する必要がありますか?
  • A. 原則的に通常3つの弁尖が交換されます。弁尖のうち温存しても問題ないという判断が術前や術中の観察によりなされる場合、温存可能な弁尖は交換せずに実施されることがあります。
  • 13.AVNeoは肺動脈弁でも応用できますか。
  • A. 理論的には可能かと考えられます。今年国内で一例肺動脈弁にAVNeoを行い、急性期の成績は良好であったという非公式な報告を受けています。
  • 14.トレーニングはどのように行っていますか?
  • A. 手術の全体像を把握する目的と、実際に手術をしている先生とのコミュニケーションを取って頂く目的で実際の手術見学を推奨しております。また、弊社が開発した大動脈モデルを用いてAVNeoのトレーニングを行っていただいています。詳しくはお問い合わせ下さい。
  • 15.自己心膜の強度はどうですか?
  • A. グルタールアルデヒドで処理した自己心膜はオリジナルの弁膜と比較して約4倍の強度がある事が基礎研究で明らかになっています。(Yamashita H, et al: Tensile strength of human pericardium treated with glutaraldehyde: Ann Thorac Cardiovasc Surg. 2012;18(5):434-7)